人間が集まるところ、いじめがある。
ほとんど本能なんだと思う。
だれかを疎外して多数が安住する。
作中、
疎外されたら、
近づこうとしちゃだめだよ、逃げたほうがいい、
傷つくまえに、
と言われる。
学校で同じ年の人たちの集団の中にいるのが
たまらなくいやになっている主人公たち。
他の人と違うことをやったり言ったりすると
はじかれる。
傷つかないように逃げたほうがいいんだけど、
逃げることではまだ、
ほんとうに行きたいところへは行けない。
そこから先どうするか、
考えなきゃならないときが来る。
子どももおとなも。