毎日が謎と冒険に満ちていころ、
不思議な出来事も、
ぜんぜん不思議ではなく、いかにもありそうな出来事でした。
誕生日に、自分の部屋に
謎の白い封筒がどこからか飛び込んでくることも、
ありえないことではないのです。
そして、中にはいっている地図にしたがって
探検の大旅行に出ることも。
たんたは、謎の地図を持って探検にでかけることにしました。
地図には「キリンのまつ」「ワニのいし」「ライオンやま」
などと書いてあって、矢印がついています。
探検の大旅行に出かけるには
必要なものをそろえなくちゃ。
必要なものを揃えるのもわくわくする大事な段階。
まずは帽子を手に入れようと帽子屋さんへ。
探検に合う帽子はどんなのがいいかな?
と考えて帽子屋さんに相談すると
帽子屋さんはいろんなことを教えてくれたり
話を聞いてくれたり。
店の人との対話のことばが、
読み応えがあると言おうか心にしみ入ります。
優れた小説は、会話が良く書けていることが不可欠ですが
このおはなしはその条件を満たしています。
帽子屋さんでは、この後たんたのパートナーとなって
いっしょに探検をする
「ねこよりちょっと大きいひょうの子」
と出会います。
彼はいったいどこから来た何者なんでしょう?
そして、一人と一匹が行くジャングルの先には
いったい何が待っているのでしょう。