身をもって体験したことは、
人に伝えるとき、ものすごい説得力を持ちますね。
21歳男子大学生が地域おこし協力隊員となって
山村で暮らし、地域おこしに加わります。
山村で欠かすことのできない草刈りから、
簡単そうに見えて
満足にできるまでには相当に苦労します。
それでも、初対面の人にできるだけたくさん会って
コミュニケーション力をつけて
いろんな人たちに鍛えられ学んでいく姿から
不肖50代のわたくしも、学ぶところが多くありました。
戦後生まれで苦労知らずの自分も、
もっともっと体を使った体験を増やさないと
人生つまんないまま過ぎてしまうかもしれない、
なんて思わずにいられなくなる説得力がある本です。