図書館を舞台にしたミステリーを書きたかった作者による 『晴れた日は図書館へいこう』

クラスの安川くんが、
「60年間延滞した本があるんだけど
どうしたらいい?」
って、深刻そうにしおりに相談してきた。
60年間っていったいどういうこと?
それは、おじいちゃんが中学生のときに借りた
『初恋』という本だった。

人気の小説シリーズが大量に図書館からなくなり、
不明本になっていた。
いくつかのシリーズをまたがっているし、
作者もばらばらなのに、なぜ?
いったい誰がそんなことを。

図書館には日々ミステリーが起きる。
図書館大好きなしおりと従姉妹の司書・美弥子さん、
本なんか一度も借りたことなかった安川くんたちが
ミステリーに巻き込まれていく。

図書館好きな人も、図書館になんか縁がない人も
どの人の心にも隠れているいろんなひみつに
気付かされます。

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